競合サイト分析まとめ(コンテンツマーケティングにおける競合サイト比較)
激化するコンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングがデジタルマーケティングのトレンドになっているように、コンテンツの質が問われる時代になっています。
以前はコンテンツの量が多ければ、ある程度マーケティングの施策としても効果がありましたが、昨今のインバウンドマーケティングではそうはいきません。
いくらコンテンツを出しても質が低ければ、戦略がなければ、いずれ失敗に終わってしまいます。企業のマーケターであれば、多くの時間やコストをかけたが得られる成果が低いという事態に落ち入るかもしれません。
ではどのようにすればコンテンツマーケティングにおいて生き残ることができるのでしょうか。
成功のためにはコンテンツマーケティングの勉強が欠かせないとは思うのですが、サイトの質、コンテンツの質を上げるためには競合サイトとの比較が一つの手段になります。
そこで今回はサイトにおける競合分析の方法を紹介します。
競合サイト分析
競合サイト分析は大きく3つの観点で捉えていくことができます。
ソーシャルメディアやE-mailマーケティングなど他にも競合サイトと比較する軸はありますが、この記事ではシンプルにコンテンツ、トラフィック、SEOを軸にサイト比較方法(ツール)を紹介します。
コンテンツ
競合サイトと比較を行うにあたって、コンテンツを比較することが最初のステップになります。
- サイト規模
コンテンツ軸の中でまず重要なファクターになるのがサイトの規模です。
冒頭に「コンテンツの量より、コンテンツの質」と偉そうに言っておきながら早速矛盾していますね。
しかし、やはりサイトのサイズを知ることができれば、定量的に比較できるのでまず把握しておきたい指標になります。
ウェブ業界で働く人はよく使っていますが、グーグル検索の“site:”機能がサイト規模を知るのに役に立ちます。検索したいサイトのURLの前に“site:”を打ち込むとそのサイト(ドメイン配下)にどれだけのページがあるかわかるというものです。
このブログの例ですが、検索ページの上部にサイトに何ページあるか表示される。
サイトの量に関して、このブログは他に引けを取っていると言わなければいけません。。。
- 更新頻度
もう一つコンテンツを比較するにあたって知っておきたいことはそのサイトの更新頻度です。
サイトを訪問するとニュースなどの更新情報の更新頻度をチェックでき、コンテンツの更新頻度でそのサイトの情報鮮度を知ることができます。
ユーザーはより最新で信憑性のある情報を求めているため、やはり更新頻度が高いサイトの方が高い評価になるでしょう。
1週間に一回は何かしらの情報を更新しているサイトの方が、そうでないサイトより情報の鮮度が高いと言えます。
コンテンツの後、押さえておきたい要素にトラフィックがあります。
トラフィックもサイト比較において重要な要素になりますが、今回は競合と簡単にトラフィック比較ができるツールを紹介します。
- Alexa(http://www.alexa.com/)
一つ目はまだ日本語版は用意されていないのですがAlexa(http://www.alexa.com/)です。
Alexaのランキングは必ずしもトラフィック正確性が完璧ではないですが、サイトの人気度を測るには最適なツールとなっています。
ランキング(人気度)がある程度高いとサイトのデモグラフィックなデータも取得することができます。
自分の運営しているサイトではないのに、来訪ユーザーのデモグラフィックなデータを取得できたり、リファラーを確認することも可能。
- Similar Web(https://www.similarweb.com/)
もう一つトラフィック比較において役立つツールがあります。日本語版も用意されウェブ担当者の中でも多く用いられていますが、Similar Web(https://www.similarweb.com/)は非常にトラフィックの精度が高いツールとして周知されています。
トラフィックを知りたいサイトのURLを入力するだけで情報を取得できます。
Similar webはAlexaと比べてもトラフィックとランキングの整合性が高いです。またランキングがある程度高いと、流入数、リファラー、SNSなどのトラフィックを知ることができるため競合サイト比較においても有益なツールといえるでしょう。
SEOを測る指標としてドメインオーソリティーというものがあります。ドメインオーソリティとはそのWebサイトが検索エンジンでの順位においてどの程度良く評価されるかを表す指標の1つで、指標が高ければ高いほどSEOのパワーが強いと言えます。
- MozのOpen Site Explorer(https://moz.com/researchtools/ose/)
そのドメインオーソリティーを測るツールとしてMozがあります。MozのOpen Site Explorer(https://moz.com/researchtools/ose/)においてドメインオーソリティーを測り、サイトのSEOポテンシャルを知ることができます。
またサイト内のCompare Link Metricsの機能を使うと競合のURLを打ち込むだけで一覧で競合との比較ができることも利便性が高いポイントと言えるでしょう。
一つ一つの項目はまた機会があった時に紹介できればと思いますが上記のような機能を用いることができれば、大まかに競合サイトとのSEO比較が可能になります。
もう一つSEOにおいて競合比較するツールとしてSEMrush(https://www.semrush.com/?utm_expid=109320546-82.tsW_-DoOTr2Sw3PFfvA1CA.0)が挙げられます。
ドメイン分析もすることができるが、とくにキーフレーズの数やランキングなどキーフレーズに関して深く把握できるのが特徴です。
まとめ
今回の競合サイト分析ツールの紹介では概要的なものが多く占めたが、一つ一つの深い利用方法についても紹介したいと思います。僕もまだ訓練中だが競合分析から自分のサイトに足りない箇所、改善すべき箇所を洗い出すことを練習していこうと思います。