インフォグラフィックとは (インフォグラフィック制作にあたって)
インフォメーション+グラフィック=インフォグラフィック
わかりにくい事象でもグラフィックの力、内容のキュレーションの力によって
情報を伝える役割を持っている。
- インフォグラフィックの効果
インフォグラフィックによってユーザーは情報をストーリーで理解でき、深い理解を得ることができる。
- インフォグラフィックとは(具体的)
情報やデータを取捨選択し、読み手に取って理解しやすく共感できるストーリーを反映したグラフィック。
言い換えれば「伝わる」ことを目的とした視覚表現ということになる。
- インフォグラフィックがトレンドになる背景
情報過多の時代において、情報を理解できず使いこなせていない状況があり
情報を簡単に理解できるインフォグラフィックへの需要が高まっている。
インフォグラフィックでは「伝わる」ストーリー・流れがグラフィックで表現されているため、複雑なトピックでも要点を簡単に理解できる。
- 良いインフォグラフィックの条件
良いインフォグラフィックの条件として5つを挙げた。「有意性」「わかりやすさ」「インパクト」「資料性」「示唆」である。インフォグラフィックでは情報を効率よく伝えるため、興味を持ってもらうため、
価値を感じてもらうために上記の5つを満たすことが重要である。
コンテンツマーケティングにおいてもトレンドになっているインフォグラフィックだが、AIDMAやAISASといったユーザーの購入フローにおいて理解を促し、気づきをあたえる役割を担っている。
インフォグラフィック制作のために
もしインフォグラフィックを制作するとなったら、どのようなフローが必要になるか紹介する。
- インフォグラフィックの構成要素
インフォグラフィックはピクトグラムやダイアグラムなどのビジュアル化された要素で構成されている。
- インフォグラフィック制作のために必要な能力
インフォグラフィックを作成するために、デザイン能力が最も重要に思われがちであるが、解析能力、編集能力、そしてデザイン能力の3つが必要である。
インフォグラフィックではまず、情報の整理分類を行う。
誰に、何を、どのように伝えたいのか明確にすることで、ターゲットに伝わるための情報を取捨選択していく。
情報の整理・分類ができた後、どのような流れで情報を伝えると分かりやすいか構造を練りストーリーを形成する。
情報の整理・分類し、構造を考えたら実際にそれを形にしていく。
デザイン能力だけではなく戦略を練ってどのようにすればユーザーに伝わるかを考えなくてはならないのがインフォグラフィック制作の肝になるだろう。
ピクトグラムとダイアグラム
~インフォグラフィックの構成要素~
ピクトグラムはインフォグラフィックの構成要素の一つ。
物事を端的に表現するために、無駄をそぎ落としたデザインで円滑な情報伝達を行う。
言葉の代わりになったり、言葉を補うグラフィックとして役割を果たす。
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ピクトグラム制作のために
ピクトグラムの制作においても解析の部分が重要である。なぜ、どこで、誰に、何を
伝えるかをしっかりと確認した上で、キーワードなどを抽出して対象の理解をすることが必要。
- ピクトグラム活用例
空港内案内板
ピクトグラムを利用して言葉がわからなくてもどこに行けばいいかわかる。
お天気アプリ(MINIMETEO)
天気をピクトグラムで表現。
http://grameenuniqlo.com.bd/social-business-framework
全体の流れの中でピクトグラムを用いることによってどのような工程なのか分かりやすくしている。
ピクトグラムはウェブやアプリにおいて、また公共の場において活躍する。
ピクトグラムは直感的に内容を理解することを助長する役割を持っている。
- ダイアグラム(図解)
ダイアグラムは単純な図形と短い言葉で物事の流れ・関係を伝えるグラフィック。
整理・整頓された情報を流れに沿って伝えるので、理解や共有がされやすい。
ストーリーを分かりやすく伝えるという点で、インフォグラフィックの原型であるといえる。
- ダイアグラム制作のために
ダイアグラムの制作において解析と編集の部分が重要である。
ターゲットの目的の情報を整理(取捨選択)し、ラベリングや並べ替えなどによって
整頓を行いストーリーに落としていくことが重要なプロセスである。
- ダイアグラムの基本型
情報を整理・整頓したうえで下記のようなタイプのダイアグラムに落とし込むことで
理解・共有しやすくなる。
ピクトグラムやダイアグラムなどの基本構成要素を中心に作成するとデザイン的に優れ、伝わりやすいインフォグラフィックになるだろう。
やはりどのインフォグラフィックのどのパーツにおいても言えることであるが、ターゲットの目的の情報を整理し、その情報をストーリーに落とし込み、デザイン化することが大事になってくる。そのフローを達成することができればユーザーにとってわかりやすいインフォグラフィックができるだろう。